イボってそもそも何なのか

イボ画像

まず、イボという名前は皮膚から盛り上がって出来ている小さいできもの全般を指す俗語です。

ですから、《イボ》という言葉には水イボや、軟線維腫や稗瘤腫、脂漏性角化症などの皮膚病も含まれます。

イボってそもそも何なのか

基本的には痛みや痒さを伴わないので、ただのデキモノのように思ってしまいがちですが、そう、皮膚病なんです。小さいできもの全般という事は、イボには様々な種類のものがあるといえるでしょう。つまり、出来る部位や、形状の違いで有効治療法が違ってくるという事です。

自分にできたイボは、何系のイボなのか、きちんと把握する事がイボ治療には大事だといえるでしょう。では、たくさんあるイボを分類分けし、考察してみる事にしましょう。

ウイルス性のイボ

尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)、尋常性イボと呼ばれる事もあります。主にヒトパピローマウイルスの感染で出来るイボです。抵抗力の弱い子供がなりやすいですが、もちろん大人にもできます。手、指、足、足裏などに出来やすいですが、顔や腕など、場所を選ばずできるイボです。

さて、このイボのウイルスですが自然界には多種多様に存在しています。そして、そのウイルスは、健康で正常な皮膚に感染する事はありません。

ではどのように、イボウイルスに感染し、イボを発症させてしまうのでしょうか。イボウイルスは、皮膚の小さな傷から侵入します。そして、表皮の下の基底層にある幹細胞に感染します。感染直後にはイボは発症せず、表皮の中に潜伏しています。

表皮基底層のウイルスに感染した幹細胞が分裂、増殖を繰り返す事でウイルス性イボが発症します。人間の皮膚である表皮は四層からなっており、(角質層 顆粒層 有棘層 基底層)細胞分裂するのは基底層のみです。

そして、基底層にある幹細胞は皮膚を作る元となる細胞です。その基底幹細胞にイボウイルスが感染するという事は、どういうことを意味するのでしょう。

それは、ターンオーバーで新しい皮膚が作られても、イボウイルスに汚染された新たな細胞が次々に作られていくだけという悪循環を生み出す事を意味します。

イボウイルスが生き残る為に選んだ土壌は、皮膚の一番の基盤の細胞だったのです。これが完治しにくく、増殖を繰り返すイボの原因なのです。

老化性イボ

基本的には紫外線や老化による肌トラブルと考えてよいでしょう。老化性イボの中でも、脂漏性角化症は主に顔面に生じ、少し盛り上がりのあるザラザラとしたシミのような腫瘤です。

色は肌色から褐色、黒くなる事もあり、紫外線による肌老化が主な原因であると考えられています。顔面の他、手の甲、腕、胸などに出る症状です。

老人性色素斑は一見シミのようですが、脂漏性角化症の扁平タイプだと考えられています。

ルビー血管腫も老人性イボに分類されており、症状としては赤いプツプツができます。老人性とありますが、これらのイボは、老人だけがなるものではなく、20代から出る方もいて、年齢と共に増加していくのが特徴であるといえます。

イボについての考察まとめ

  • 一口にイボといっても形状や、原因が違うのです。対処を間違えるとひどくなる可能性も多分に含んでいます。やみくもに自己判断しないで、専門機関や、お医者様の意見を聞いてみる事をお勧めします。